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海外@シチリア島(伊)2022秋 ブログトップ
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シチリア島の旅 62(パレルモ その7 シチリア州立美術館) [海外@シチリア島(伊)2022秋]

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シチリア州立美術館の続きです。
貴重な自由行動の時間、ここ以外にも行きたいところがあったので、
必見と言われているものだけをピンポイントで鑑賞です。
まず最初は、作者不詳のフレスコ画「Trionfo della Morte (死(神)の勝利?)」。
スクラ-ファニ宮の中庭の壁に15世紀に描かれていたものをパネルにしたものだそうです。


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クリックすると大きくなります。

ヨハネの黙示録(第6章8節)を主題と描かれたものとか。
骸骨が不気味な感じです。
私の個人的な感想ですが、パッと見た時、ヒエロニムス・ボスの絵と雰囲気が似ているなと思いました。


自然光が差し込むように工夫されている贅沢な展示です。

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シチリア島の旅 61(パレルモ その6 シチリア州立美術館) [海外@シチリア島(伊)2022秋]

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シチリア州立美術館の入口



午後は自由行動。
バッラロ市場から一旦ホテルに戻って買い物したものを置いて再び出かけました。
ホテルが旧市街の中心、クアットロ・カンティのすぐ近くという立地で
どこへ行くにもほぼ徒歩圏内だったのでとても便利でした。

最初の予定では、マルトラーナ教会やサン・カタルド教会を見学したいなと思っていたのですが
残念ながらロケのためこの日は見学できないということなので、
その後に行く予定だったシチリア州立美術館へ直接向うことにしました。

この美術館には、旅の前半タオルミーナでの自由行動の時に行ったメッシーナの美術館で見た
祭壇画⇒こちらを描いたアントネッロ・ダ・メッシーナの「受胎告知のマリア」があるということで
是非観に行きたいと思っていたのです。


パレルモの旧市街で観光したところの地図を貼っておきます。



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シチリア島の旅 60(パレルモ その5 バッラロ市場) [海外@シチリア島(伊)2022秋]

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ノルマン王宮、パラティーナ礼拝堂、そして大聖堂の見学のあとは
パレルモの台所といわれる市場、バッラロ市場へと移動です。

トップは途中で見かけた黒いトヨタ車。ボンネットにはCARABIENIERI(カラビニエリ)の表示。
カラビニエリとは国家憲兵・軍警察でPolizia(警察)と同じく国や街の治安・秩序を守るために
存在しているそうです。そのような機関で日本車が使われているとは嬉しいですね。


小さな教会の入口。
木のドアがとても素敵だったのでパチリ。


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旧市街の迷路のような路地を歩いて行きます。

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石畳も色々な形があります。


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帰りは自由行動となるので目印を覚えておきます。
ジェズ教会・・シチリア最初のイエズス会の教会。

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シチリア・バロック様式の豪華な内装とガイドブックに書いてあったのですが
昼食を取った後に通ったら残念ながら閉まっていました。

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シチリア島の旅 59(パレルモ その4 カテドラーレ/大聖堂) [海外@シチリア島(伊)2022秋]

*書いたつもりものが保存されていなかったので一部追記しています(2023年9月26日16:26分)


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パラティーナ礼拝堂を見学した後にやって来たのがカテドラーレ/大聖堂です。
こちらも世界遺産に登録されています。

1184年~85年にシチリア・ノルマン様式で建設されました。
以後600年にわたる外国支配のなかで様々な建築様式が複合してできたパレルモの代表的な建築物です。
中央の丸屋根は18世紀後半に建設されたものとのこと。


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15世紀に造られた向って一番左側の円柱にはコーランの浮彫です。
キリスト教の大聖堂にコーランは非常に珍しいことと思われます。

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中央の入口の上にはイコン。
ビザンツ文化の影響が感じられます。

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シチリア島の旅 58(パレルモ その3 パラティーナ礼拝堂) [海外@シチリア島(伊)2022秋]

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パラティーナ礼拝堂の入口は、「マクエダの中庭」に面した壁に描かれたモザイク画の下。
入ると・・・目の前に側廊にびっしりと描かれた金色に輝く煌びやかなモザイク画が飛び込んできました。
側廊には聖書の世界が描かれているそうです。

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天井を見上げると・・・この形どこかで見た天井とよく似ています。
スペインのアルハンブラ宮殿です。
ガイドブックによるとイスラム建築の特徴である鍾乳石模様の天井(ムカルナス)と
呼ばれるものとのことで、木造で現存のものとしては最古だそうです。


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天井の部分をトリミングしたものですが、よーく見ると、くぼみに更に細かい絵が描かれています。
当時のシチリアの生活に関するものかもしれないそうです。
クリックすると画像が大きくなります。ボケボケですが(^^ゞ

bIMG_2554-1.JPGこちらは身廊の天井部分のトリミングです。(こちらもクリックすると大きくなります。

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                      「玉座のキリスト」

bIMG_2558.JPG            ペテロ        キリスト         パウロ


bIMG_2578.JPG              側面もびっしりとモザイク画で埋め尽くされています。


このモザイク画を描くためにすべての材料がコンスタンチノープルから職人と共に運び込まれたそうです。
イスラム文化と共にビザンチン文化が色濃く反映されているのもそのためかと。

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シチリア島の旅 57(パレルモ その2 ノルマン王宮) [海外@シチリア島(伊)2022秋]

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9月も半ばを過ぎたというのにまだまだ真夏のような気温が続いている東京地方です。

パレルモの旧市街からミニバスに乗ってやってきたのは、
パレルモの観光の目玉と言っても過言ではない「ノルマン王宮」です。
「パレルモのアラブ・ノルマン様式建造物群およびチェファル大聖堂、モンレアーレ大聖堂」の
ひとつとして世界遺産に登録されています。
現在はシチリア州議会堂として使われています。

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シチリアは地中海の十字路と言われ色々な民族によって支配されました。

パレルモの町は、フェニキア人(カルタゴもフェニキア人)によって造られたのが始まりで
大きな流れで表すと、古代ローマ帝国⇒東ローマ帝国⇒ビザンツ帝国⇒イスラム教徒⇒
ノルマン王朝⇒その後色々な王朝を経てブルボン家となり、ガリバルディの独立統一戦争によって
イタリアは統一されイタリア王国が成立し、第2次世界大戦後共和制になり現在に至っています。

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ノルマン王朝は、それまでに築かれた文化を引き継ぎ新しいスタイルの建造物を次々と建て、
それがアラブ・ノルマン様式と呼ばれています。
少し前にご紹介したモンレアーレの大聖堂もそのひとつです。

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シチリア島の旅 56(パレルモ その1 クアットロ・カンティ) [海外@シチリア島(伊)2022秋]

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クアットロ・カンティのひとつ


先日モロッコで大きな地震があり甚大な被害がでています。
私は9年前の夏に姪っ子とモロッコを旅しましたが⇒こちら
その時モロッコで地震があることは全く考えていませんでした。
マラケシュのシンボルである塔や世界遺産に登録されている旧市街にも大きな被害がでているとのこと。
ひとりでも多くの人が助かり一日も早い復興を願って止みません。



シチリアの旅も残すところあと2日になってしまいました。
この日は午前中パレルモの旧市街の見所を観光し、午後は自由行動です。

まずは朝食。
前日、焼リンゴがあったのを食べた後に気づいたので、この日は最初に取りました。

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シチリア島の旅 55(シチリア島最西端トラーパニ~エリチェへ その7) [海外@シチリア島(伊)2022秋]

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山の上から見た北側の眺めです



今日は台風13号の影響で雨が降ったりやんだりの一日でした。
東京は気温もグッと下がり連続真夏日はストップしたようですが、明日はまた気温が上がるとか。
まだまだ厳しい残暑が続きそうです。


シチリア旅行記、断崖絶壁の上にある町エリチェの散策の続きです。

現在はエリチェと呼ばれている町の名前、以前は山の名前モンテ・ジュリアーノだったところ、
アグリジェントと同様、ムッソリーニがローマ帝国の再興を目指して町の名前をローマ風に変更した時に
「エリチェ」となったそうです。

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白い鳩がエリチェのシンボルとのこと。
この鐘楼のてっぺんにある風向計?はそれに因んだものなのかしら。


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シチリア島の旅 54(シチリア島最西端トラーパニ~エリチェへ その6) [海外@シチリア島(伊)2022秋]

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美味しいランチに舌鼓を打った後は、崖の上の町エリチェへ。
バスが停めてある駐車場まで歩きました。

一番上の半円の部分に「POSTE」と書かれているので郵便局かな?

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こちらも旗が掲げられているので公的機関ですね。

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シチリア島の旅 53(シチリア島最西端トラーパニ~エリチェへ その5) [海外@シチリア島(伊)2022秋]

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ガリバルディ像 イタリア統一運動で活躍した軍事的指導者
1890年にトラーパニに来たのかと思ったのですが、1882年に亡くなっているようなので
たぶんこの像が建てられた年ですね。



早いもので今日から9月です。
朝晩はいくらか凌ぎやすくなった気がしますが
日中は照り付ける太陽の日差しは厳しく一体いつまでこの暑さが続くのやら・・って感じがします。
まだまだ熱中症への注意が必要ですね。


シチリア旅行記の続きです。
アンヌンツィアータ聖所祈念堂そしてぺポリ博物館の見学を終えた後
トラ―パニの旧市街を散策しながら昼食のレストランへと向かいました。


街灯のデザインが素敵ですが、
その向かい側には洗濯物が窓の外に干されているのが南イタリアらしい風景かも(笑)

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