芸術の秋を愉しむ [美術鑑賞]
東京地方、連日雨模様で昨日は涼しいを通り越して寒いほどでした。
先週は10月に入っても30℃を超える日もあったのが信じられない一気に秋深しの気候でした。
先週は10月に入っても30℃を超える日もあったのが信じられない一気に秋深しの気候でした。
8日の火曜日、この日も雨だったのですが、まずは東京都美術館で「田中一村展」、
その後出光美術館で「物、ものを呼ぶー伴大納言絵巻から若冲へ」の二つの展覧会を鑑賞、
芸術の秋に浸りました。
上野駅の公園口を出ると平日というのに場外のチケット売り場に行列!
最近ここではチケットを売っていることが少なく一体何だったのかよくわからないままに通り過ぎ
西洋美術館の前に来ると入口付近に長い行列ができているのが見えたので看板を見ると
10月5日から「モネ展」が始まっていました。場外のチケット売り場の行列もこれだったのかも?
私はそのままずんずんと進み、東京都美術館へ。
その後出光美術館で「物、ものを呼ぶー伴大納言絵巻から若冲へ」の二つの展覧会を鑑賞、
芸術の秋に浸りました。
上野駅の公園口を出ると平日というのに場外のチケット売り場に行列!
最近ここではチケットを売っていることが少なく一体何だったのかよくわからないままに通り過ぎ
西洋美術館の前に来ると入口付近に長い行列ができているのが見えたので看板を見ると
10月5日から「モネ展」が始まっていました。場外のチケット売り場の行列もこれだったのかも?
私はそのままずんずんと進み、東京都美術館へ。
平日というともうすこし人が少ないイメージだったのですが、
混雑というほどではないですが、それなりに人が多かったです。
前回来た時にはまだ時間予約制だったので、それで人が少なく感じたのかもしれないです。
予約制だと時間ができてふらりと来た場合には観られないことがある点は不便ですが
人数制限があるのでゆったりと観られる点はいいですね。
子供の頃からの作品も展示されていて、絵の脇に年齢が記載されているのですが
それを見る度のあまりの完成度の高さに驚きます。子供のレベルの絵じゃないです。
神童と称される人はこういうものなのでしょうね。
中学生の時に描かれた絵画もあり、美術の先生はやり難かったじゃないかなと思ってしまいました。
今回展示されている作品は、通常の展覧会よりも個人蔵のものがかなりたくさんあって
田中一村と言ったらこの絵がまず思い浮かぶ上の左の「アダンの海辺」も個人蔵とのことでした。
この絵の展示には本人の添え書きがあって、砂礫を描くのに精魂を込めたとのこと。
ひとつひとつ丁寧に描かれていてまるで写真を見ているかのようでした。
向かって右の絵は「不喰芋と蘇鉄」は、会場で見た時にどこかで観たことがあるこの雰囲気・・・と
暫く考えて思い出したのがフランスの画家アンリ・ルソーでした。色使いとかかなり好みです。
それを見る度のあまりの完成度の高さに驚きます。子供のレベルの絵じゃないです。
神童と称される人はこういうものなのでしょうね。
中学生の時に描かれた絵画もあり、美術の先生はやり難かったじゃないかなと思ってしまいました。
今回展示されている作品は、通常の展覧会よりも個人蔵のものがかなりたくさんあって
田中一村と言ったらこの絵がまず思い浮かぶ上の左の「アダンの海辺」も個人蔵とのことでした。
この絵の展示には本人の添え書きがあって、砂礫を描くのに精魂を込めたとのこと。
ひとつひとつ丁寧に描かれていてまるで写真を見ているかのようでした。
向かって右の絵は「不喰芋と蘇鉄」は、会場で見た時にどこかで観たことがあるこの雰囲気・・・と
暫く考えて思い出したのがフランスの画家アンリ・ルソーでした。色使いとかかなり好みです。
ランチは東京都美術館内にあるカフェで野菜のポロネーズ。
食事を終えて出光美術館へと向かいます。
出光美術館は、美術館がある帝劇のビルが建て替えになるため今年の12月でしばらく休館と
なるということで行って来ました。
会期が10月20日までだったからか、こちらも平日の昼間というのに意外に人が多かったです。
伊藤若冲や酒井抱一など今まで何度か観た作品が展示されていましたが、何度観てもいいものです。
そうそう、ルオーの絵画も久しぶりに観られたような。
意外とよかったのが色々な時代や国の陶器の破片を観ることができたことでした。
整理、分類は大変な作業だったと思います。
出光美術館、無料のお茶のサービスが復活していて嬉しかったです。
作品を鑑賞した後お茶を飲みながら、皇居を見下ろす、これも見納めかもしれないな~と思いました。
帰りには東京會舘でゆったりと秋限定のマロンシャンテリーを楽しむ予定だったのですが
残念ながら時間が無くなってしまったので、ケーキを買ってうちで食べました。
これも秋限定のマロンクリームたっぷりのパリブレスト。
作品を鑑賞した後お茶を飲みながら、皇居を見下ろす、これも見納めかもしれないな~と思いました。
帰りには東京會舘でゆったりと秋限定のマロンシャンテリーを楽しむ予定だったのですが
残念ながら時間が無くなってしまったので、ケーキを買ってうちで食べました。
これも秋限定のマロンクリームたっぷりのパリブレスト。
綺麗にカットできませんでしたが(^^ゞ、
マロンクリームの絶妙な美味しさを堪能しました^^
今回食べ逃してしまったマロンシャンテリーは食べに行きたいです。
(2024年10月8日)
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<秋の味覚>
新聞に梅風味のサツマイモご飯が出ていたので炊いてみました。
梅干しをほぐして入れて炊きます。梅の塩味とサツマイモの甘さが感じられてこれも美味しかったです。
新聞に梅風味のサツマイモご飯が出ていたので炊いてみました。
梅干しをほぐして入れて炊きます。梅の塩味とサツマイモの甘さが感じられてこれも美味しかったです。
特別展「中尊寺金色堂」を観てきました。 [美術鑑賞]
前記事で25日にSSブログの仲間リュカさんとake_iさんとランチ&昼飲み会を
東京駅の八重洲口にある「OSTERIA IL VIAGGIO」でしたことを書きましたが、
折角都心に出るのでその前に上野まで足を延ばしてきました。
東京駅の八重洲口にある「OSTERIA IL VIAGGIO」でしたことを書きましたが、
折角都心に出るのでその前に上野まで足を延ばしてきました。
東博では長谷川等伯の「松林図屛風」が28日まで公開が延期となっていたので、
何度も見ているのですがまたこの機会に見ておこうかなと思っていたところ、
テレビのニュースで特別展「中尊寺金色堂」が開催されることを知った途端に
リュカさんの記事で既に展覧会が始まっていることを知りHPを見ると、
開館時間が9時半からで、開催している場所の広さを考えると、
開館と同時に入れば約束の時間(11時半)に間に合う!と思い
久しぶりにラッシュアワーの時間に電車に乗って上野へgo!です。
新年早々伊藤若冲、長谷川等伯等々を堪能する [美術鑑賞]
リュカさんの記事で出光美術館で伊藤若冲の絵が公開されることを知って
12日の木曜日「江戸絵画の華 第1部・・・若冲と江戸絵画」に行ってきました。
アメリカの日本美術コレクターとして知られるエツコ&ジョー・プライス夫妻(プライス財団)による
コレクションのうち190点におよぶ日本美術を出光美術館が購入したことを全く知らなくて(^^ゞ
もう驚くのやら嬉しいのやら・・・出光、よくぞやってくれました。
今回の展覧会ではそのうち厳選された約90点が2期にわたって展示公開されます。
数年前、東日本大震災復興支援ということでプライスコレクションが宮城・岩手・福島を巡回したのですが
その時恐らくにコレクションが日本にやってくるのは最後ということをネットか新聞で知って
福島まで行こうかと思ったのですが、それに気づいた時には既に展覧会も後半で
連日朝から行列ということで諦めたということがあったので、今回の里帰り展覧会は本当に感激です。
コレクションのうち190点におよぶ日本美術を出光美術館が購入したことを全く知らなくて(^^ゞ
もう驚くのやら嬉しいのやら・・・出光、よくぞやってくれました。
今回の展覧会ではそのうち厳選された約90点が2期にわたって展示公開されます。
数年前、東日本大震災復興支援ということでプライスコレクションが宮城・岩手・福島を巡回したのですが
その時恐らくにコレクションが日本にやってくるのは最後ということをネットか新聞で知って
福島まで行こうかと思ったのですが、それに気づいた時には既に展覧会も後半で
連日朝から行列ということで諦めたということがあったので、今回の里帰り展覧会は本当に感激です。
特に観たかったのこれ「鳥獣花木図屏風」。
これは絵葉書をスキャンしたもので絵の一部です。
これは絵葉書をスキャンしたもので絵の一部です。
何といっても凄いのが<枡目描き>。
およそ1センチメートル四方の方眼が屏風全体にびっしりと描かれています。
その数1隻分で約42800個、それもフリーハンドで描かれているんですって\(◎o◎)/!
ホントに凄いとしか言い様がないです。
その他水墨画なども展示されていてたっぷりと楽しみました。
2月21日から始まる第2部・・・京都画壇と江戸琳派も円山応挙、酒井抱一、鈴木其一等の絵画が
展示される予定なので見応えがありそうです。
このあと、15日まで東博で公開されている長谷川等伯の「松林図屏風」を観るために上野へ移動。
その前の腹ごしらえと、有楽町駅に向かっているときに思い出したのが、
angie17さんが紹介して下さった交通会館にあるレトロ喫茶ローヤル。
そこでランチセットでチーズトースト。次回はパフェを食べたい!
2月21日から始まる第2部・・・京都画壇と江戸琳派も円山応挙、酒井抱一、鈴木其一等の絵画が
展示される予定なので見応えがありそうです。
このあと、15日まで東博で公開されている長谷川等伯の「松林図屏風」を観るために上野へ移動。
その前の腹ごしらえと、有楽町駅に向かっているときに思い出したのが、
angie17さんが紹介して下さった交通会館にあるレトロ喫茶ローヤル。
そこでランチセットでチーズトースト。次回はパフェを食べたい!
東博はまだお正月モードでした。
すっかり葉を落とした木が青空に映えます。
久しぶりに本館。
リュカさんの話によると、毎年このドアの向こうにど~んと立派な生け花が飾られているとのこと。
今年は開かずの扉でした。
家に帰らなければならない時間が決まっていたので、東博ではピンポイントで見学。
ここでも若冲の国宝が展示されていました。
「玄圃瑶華」。
これは版画で、若冲自身が版を彫って、版木を管理していた貴重なものだそうです。
若冲は絵を描くだけではなかったのですね。才能がある人は何でもできてしまうのです。
真っ黒な背景にモチーフがくっきりと浮かび上がるようなコントラストが綺麗です。
ここでも若冲の国宝が展示されていました。
「玄圃瑶華」。
これは版画で、若冲自身が版を彫って、版木を管理していた貴重なものだそうです。
若冲は絵を描くだけではなかったのですね。才能がある人は何でもできてしまうのです。
真っ黒な背景にモチーフがくっきりと浮かび上がるようなコントラストが綺麗です。
そして等伯の「松林図屏風」。
秋の国宝展の時にも会期の早い時期に展示されていたのですが、
私は会期の最後の方に見に行ったので見ることができませんでした。
今回初めて知ったのですが、戦後初めて購入されたコレクションのひとつだそうです。
俵屋宗雪(宗達の後継者)「龍虎図屏風」
尾形光琳「竹梅図屏風」
法然上人伝絵巻
後鳥羽上皇に仕えていた松虫姫、鈴虫姫が法然上人の説法を聞いて出家をし
法然上人は流罪となった事件を思い出しました。
法然上人は流罪となった事件を思い出しました。
帰り際階段脇でふと見かけた黒電話。使っているのかしら?
このタイプうちにもありました。
(2023年1月12日)
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国宝 東京国立博物館のすべて [美術鑑賞]
こちらはトーハクの本館です。
東京国立博物館の平成館で12月11日まで開催されている東京国立博物館創立150年記念 特別展
「国宝 東京国立博物館のすべて」に行ってきました。
リュカさんのところで記事を見て、これは絶対行きたい!と思ったものの
予約制のチケットは全て売り切れ状態。
11月15日の最後のチケット発売にも見事に惨敗してしまい(>_<)
あ~縁がなかったんだ~と諦めていました。
しかし、リュカさんがキャンセルでチケットをゲットしたということを知って聞いたところ
キャンセルは結構出るとのこと。じゃ、私もと、キャンセルをゲットすべく
その日から暇さえあれば公式サイトに行き、ポチポチ人間と化していました。
が、そう簡単には取れません。画面の向こうには私と同じような人がうじゃうじゃいるワケで
タッチの差で逃して無情の「予定枚数終了」の表示を何度見たことか(涙)
ポチポチ人間になって5~6日だったか、晴れて24日のチケットが取れ、仕事を休んで行ってきました。
JRの上野駅の公園口の改札口を出ると・・・色づき始めたイチョウの木が迎えてくれました。
トーハクに行く途中、落葉したイチョウの葉っぱが黄色い絨毯のようになっていました。
おやっ、かがんで何かを探している人が!
ぎんなんを探しているようでしたが、ここは持ち帰り自由なのかしら?^^
おやっ、かがんで何かを探している人が!
ぎんなんを探しているようでしたが、ここは持ち帰り自由なのかしら?^^
「芸術X力 ボストン美術館展」に行ってきました [美術鑑賞]
8月最後の月曜日の29日は夏休みを取っていて、月曜日は美術館休館のところが多いしなぁ・・・と
あっ確か東京都美術館は・・と思ってHPをチェックすると第5月曜日は開館日。
慌てて準備をしてコロナ禍によって2年延期になったボストン美術館展に行ってきました。
あっ確か東京都美術館は・・と思ってHPをチェックすると第5月曜日は開館日。
慌てて準備をしてコロナ禍によって2年延期になったボストン美術館展に行ってきました。
今美術館は基本予約制になっているのですが、空きがあれば当日でもOK。
平日なので大丈夫かな?と思って出かけました。
やはり、月曜日は休館日と思い込んでいる人が多いようで、空いていてすぐに入ることができました。
平日なので大丈夫かな?と思って出かけました。
やはり、月曜日は休館日と思い込んでいる人が多いようで、空いていてすぐに入ることができました。
パンフレットです。
フェルメールとポンペイ展@上野 後編 [美術鑑賞]
前記事からの続きです。
フェルメール展を観た後、早目の昼食を東京都美術館内のカフェで済ませてから
ポンペイ展をやっている東京国立博物館(トーハク)へと移動しました。
フェルメール展を観た後、早目の昼食を東京都美術館内のカフェで済ませてから
ポンペイ展をやっている東京国立博物館(トーハク)へと移動しました。
こちらも予約ができましたので待つことなくすぐに入場することができました。
ポンペイ展は日本での展覧会では珍しくすべて撮影可でしたのでカメラを持って展示室に入りました。
ポンペイ展は日本での展覧会では珍しくすべて撮影可でしたのでカメラを持って展示室に入りました。
紀元後79年、ヴェスヴィオ山の噴火により、降り注いだ火山灰によって埋もれてしまった
ローマ帝国の年ポンペイは当時約1万人が暮らしていたそうです。
ローマ帝国の年ポンペイは当時約1万人が暮らしていたそうです。
ポンペイへはもうずいぶん前のことになるのですが、ツアー旅行で一度行ったことがあり、
ブログを始めたころに過去の振り返りの旅行記として記事にしました→こちら
残念ながらツアーでは今回展示品の多くを所蔵するナポリ国立考古学博物館へは行きませんでした。
旅行の前にも、ポンペイの展覧会が渋谷の文化村で開催されていてそれにも行っていたのですが、
今回はトーハクの平成館で開催ということで展示室の規模が全然違うので、
どんな展示になっているのか非常に楽しみでした。
ブログを始めたころに過去の振り返りの旅行記として記事にしました→こちら
残念ながらツアーでは今回展示品の多くを所蔵するナポリ国立考古学博物館へは行きませんでした。
旅行の前にも、ポンペイの展覧会が渋谷の文化村で開催されていてそれにも行っていたのですが、
今回はトーハクの平成館で開催ということで展示室の規模が全然違うので、
どんな展示になっているのか非常に楽しみでした。
フェルメールとポンペイ展@上野 前編 [美術鑑賞]
前記事で、トーハク(東京国立博物館)の庭園の枝垂れ桜の開花をお知らせしましたが
21日の春分の日は久しぶりに展覧会のハシゴでした。
カテゴリーに「美術鑑賞」がなく、memorandaⅡになってから間もなくコロナ禍に突入したこともあり、
2年以上「美術展」に足を運んでいなかったことに気づき、愕然としてしまいました。
21日の春分の日は久しぶりに展覧会のハシゴでした。
カテゴリーに「美術鑑賞」がなく、memorandaⅡになってから間もなくコロナ禍に突入したこともあり、
2年以上「美術展」に足を運んでいなかったことに気づき、愕然としてしまいました。
さて今回久しぶりに行くことになったのは、ポンペイ展のタダ券を勤め先関係で貰ったからです。
もっと早い時期に行きたかったのですが、第6波がもう少し収まってからと思っていたら
終了まであと2週間の会期末になってしまいました。
もっと早い時期に行きたかったのですが、第6波がもう少し収まってからと思っていたら
終了まであと2週間の会期末になってしまいました。
展覧会が予約制になっているのはいいですね。
コロナ禍以前の人気のある美術展の会期末は行列が当然でしたが、並ばずに入れました。
これはずっと続けて欲しいシステムです。
コロナ禍以前の人気のある美術展の会期末は行列が当然でしたが、並ばずに入れました。
これはずっと続けて欲しいシステムです。
上野駅も当然のことながら久しぶりで、京浜東北線から降りて階段を上ると
今まであったはずのところに改札口が無くなっていて鶯谷寄りに移り
公園口がすっかりと綺麗に変貌を遂げていたことにまずはびっくりでした。
いつ変わったのでしょう。東京オリンピックに合わせた改修工事だったのでしょうか。
それさえわかっていない(苦笑)西洋美術館も大々的に改修中でした。
今まであったはずのところに改札口が無くなっていて鶯谷寄りに移り
公園口がすっかりと綺麗に変貌を遂げていたことにまずはびっくりでした。
いつ変わったのでしょう。東京オリンピックに合わせた改修工事だったのでしょうか。
それさえわかっていない(苦笑)西洋美術館も大々的に改修中でした。