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シチリア島の旅 16(自由行動でメッシーナへ) [海外@シチリア島(伊)2022秋]

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メッシーナ州立美術館入口



年末年始の記事が入って中断していたシチリア旅行記に戻ります。

前回はこちらです。
カステルモーラ@タオルミーナへ行ったものの雨で絶景を眺めることができず
タオルミーナの旧市街に戻ってきたところで午前中の観光が終了、午後は自由行動というところで
終わっていました。

今回シチリア旅行のツアーに参加すると決めてから出発まであまり時間がなかったので
充分な準備ができなかったのですが、数冊買った本の1冊「シチリアへ行きたい」という本の中に
「この絵を見るためにシチリアへ行きたい」というコラムがあり、
メッシーナにカラヴァッジョがシチリアにいるときに描いた4枚の絵のうち2枚があるとの記載があり
非常に気になりました。カラヴァッジョは、殺人を起こしたりして素行には問題のある人物でしたが
画家としては、まるでそこに存在するかのような迫真の写実力と明暗法で
見る人を惹きつけるものがあります。これは見られるものなら是非見たい!


地図を見るとタオルミーナと対岸にイタリア半島を臨むメッシーナはそう遠くはなく、
ネットで検索したところバス或いは列車で速ければ1時間ほどで行ける距離でした。
また美術館もメッシーナの駅からトラムに乗って終点にあるということで迷わずに行けそうな感じ。
シチリアへ行くのは恐らく今回が最初で最後。絵が日本に来ることもないに違いない。
これは行って見るしかない・・・という気分が高まって行ったのです。
時間的に無理であれば諦めるつもりだったのですが
一応、添乗員さんにタオルミーナの自由時間にメッシーナへ行きたいという希望を伝え
バスや列車の詳細な時間を調査をお願いしておいたのです。


最終的には現地ガイドさんにバスの時間等を確認してもらうと
ネットで検索していた時間よりも丁度いい時間にメッシーナ行きのバスがあることがわかり、
美術館でカラヴァッジョの絵のみを見るだけであれば、夕食の時間に戻って来れそうです。
行きはバスで、帰りは列車で戻って来ることにしました。
添乗員さんに美術館へ行き方の説明や列車の時刻表が見られるアプリをスマホに入れてもらって準備万端。
カステルモーラからタオルミーナの旧市街に戻ってきて解散になると
現地ガイドさんがバスターミナルまで一緒について来て下さりました。
チケットを買って、まだ時間があったので待合所でエスプレッソを飲んでバスを待ちます。
ところが出発時間になっても乗る予定のバスが来ません。
ガイドさんが何度か確認に行って下さって本当に心強かったです。
もしひとりだったら間違って別のバスに乗ってしまっていたかもしれないです。
私が乗る予定のバスは15分位遅れてバスターミナルに到着しましたが、乗客は、私ひとりでした。
日本ですと乗り物に乗るとついつい居眠りとかをしてしまいますが、緊張のあまり目はパッチリ、
昼食も抜きだったのですが空腹感もなかったです。


バスは、タオルミーナからメッシーナへ直行のバスで、ほぼ高速道路を走っていました。

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高速道路を下りて、メッシーナ駅に向かっているところです。

向こうに見えるのがイタリア半島・・・写真を撮る余裕が少し出てきました(^^ゞ

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メッシーナの鉄道の駅です。
メッシーナに到着するとほぼ雨は上がっていました。

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メッシーナの駅に到着してまずしたのが、帰りの列車のチケットを買うこと。
帰りにもし人が並んでいてチケットを買えず乗り損ねたら大変ですからね。

メッシーナは大きな駅だったので人がいる窓口があり
ipad-miniの画面を見せながら対面でチケットを買うことができたので助かりました。


タオルミーナから乗って来たバスです。(メッシーナ到着時に撮りました)

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駅前から美術館に行くためにトラムに乗ります。
トラムのチケットはよくタバコ屋さんなどで売っているのですが駅周辺にそのようなお店はなく
トラムを待っている人に尋ねたところ、トラムのチケットはトラムの中にチケット販売機があって
そこで買えるとのことでひと安心。販売機の写真を撮るのをすっかり忘れてしまいました(>_<)


終点で撮った写真です。

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美術館はトラムの駅のすぐ向かいあり迷うことはなかったですが、入り口まで少し歩かされました。


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美術館はかなり大きな美術館で、展示品も多かったのですが
鑑賞する人よりも係員の人の方が多く、見張られている感じがしました。
今回はカラヴァッジョの絵をピンポイントで観るつもりだったのですが
順路を指示されるので、従いながらも速足です。


カラヴァッジョの絵に行く前に、
この町出身のルネッサンス画家アントネッロ・ダ・メッシーナの「聖グレゴリウスの多翼祭壇画」です。


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そしてカラヴァッジョの「羊飼いの礼拝」


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↑背景ですが、
真っ暗かと思ったら少し離れてみるとぼんやりとロバ?馬?が描かれているのが見えます。
カラヴァッジョらしいところかと思います。


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「ラザロの蘇生」

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ほぼ一人占め状態で絵を観ることができたのですが、鳥肌が立ちました。
列車の時間までは十分余裕のある時間でしたが、トラムも10分~15分間隔のような感じでしたので

少し早目とは思ったのですが美術館を後にしました。

メッシーナまで足を延ばしてカラヴァッジョの絵を見た甲斐がありましたが、
ウニのパスタを食べ損ねてしまったのは心残りでした(笑)



(2022年10月13日午後)

************************************************

<おまけ>

土曜日は七草でしたね。

七草粥を作りました。


庭で調達してきた野菜たち。

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買って来たせりを入れて七草にしました。

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お米からお粥を炊いて、刻んだ野菜を入れて10分蒸して出来上がりです。
お餅も入れました

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おせち料理の残りの金柑と黒豆を添えて^^

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yoko-minato

ご自宅の庭で採れた野菜で七草粥・
今年も健康に過ごせますようにと
願いを込めてご家族で食されたと
思います。

by yoko-minato (2023-01-09 06:28) 

ぼんさん

毎年、七草粥を食べようと思いながら、ここ数年、食べ損なっています。ご自宅ですべてを調達出来るとはうららやましいです(^_^)
by ぼんさん (2023-01-09 06:35) 

YAP

自由行動の時間がうまく使えたのは良かったですね。
こういう目的があると、旅がより充実しますね。
この絵は何としてでも見に行く価値がありましたね。
by YAP (2023-01-09 08:08) 

こんちゃん

ちゃんと目的が達成出来て良かったです
知らない土地での乗り物は合っているのかドキドキします
by こんちゃん (2023-01-09 09:27) 

ma2ma2

海外はツアーで行くことが無いので、基本全て自由行動になります。
そして海外でのプチツアーを申し込んで出かける事がたまにあります。
by ma2ma2 (2023-01-09 10:44) 

お散歩爺

タオルミーナやメッシーナの名前は覚えてます。
シチリア本当の港町ですが期待を膨らませて船に乗りました。
後はおぼろ~で記憶はだんだん薄れてます。
七草もお見事です、爺は二草位のお粥でした。
by お散歩爺 (2023-01-09 10:58) 

八犬伝

わかるなあ
海外で公共の交通機関に乗る時は、眠ってられませんものね。
トラムの乗り方も各地で異なり、トラム内で料金を払うのや事前にキヨスクなどの店で乗車券を買っておかなければならないなど
難しいですよね乗り方が。
by 八犬伝 (2023-01-09 11:09) 

テリー

シチリアに大きな美術館があるのですね。
折角、カラヴァッジョの絵を見たくてシチリアまで、行ったのですから、絵を見るために食事を抜くのはやむをえませんね。
私も、エベレストを見に、ネパールの出かけた時、朝陽に輝くエベレストを撮影するために、エベレスト・ビューホテルでの朝食を抜きました。
by テリー (2023-01-09 11:14) 

kousaku

海外へは一度も行った事がないんですよ、イタリアへは行って見たいと思っておりますが中々行けませんね、
by kousaku (2023-01-09 11:45) 

ChatBleu

すごーーい(@_@)
初めての知らない土地で、言葉もわからないところで、バスや列車に乗って初めての場所に行くってすごいです!!
そりゃ、緊張しますよねぇ。ご無事でなにより、と思ってしまいました。
素晴らしい絵が堪能できて良かったですね~。
by ChatBleu (2023-01-09 12:32) 

獏

シチリア島 いつか訪れたいところです^^
トラパニの塩を☆
by (2023-01-09 13:36) 

Boss365

こんにちは。
カラヴァッジョさん「素行には問題のある人物」全く知らなかった情報、なる程です。
メッシーナに作品が2枚あり、これは是非観賞したいですね。
メッシーナ行きのバス「15分位遅れて」等は、海外ではあるあるですが・・・
無事に乗れて何よりです。
また素早く「帰りの列車のチケット」を購入、準備万端の抜かりなしですね。
地下鉄やトラムチケット、タバコ屋さんや売店で売っている事ありますが・・・
トラム内なら安心・確実です。
広そうな美術館ですね。また、無事にカラヴァッジョ作品に遭遇、何よりです。
「羊飼いの礼拝」で馬(多分馬小屋)も発見、ニャイスです。
「ほぼ一人占め状態」の貸切、楽しまれ価値ある自由行動です!!
七草粥を調理ですが「庭で調達」は驚くばかりです。
野菜量も多く、粥を越えた?素敵なビジュアルになっていますね!?(=^・ェ・^=)
by Boss365 (2023-01-09 15:05) 

ちぃ

15分も遅れてくるのがイタリアらしい感じ?(笑)
交通機関はよっぽどのことがない限りほぼ時間通りに来るのに慣れてる
日本人は焦っちゃいますよね(^▽^;)
親切な添乗員さんで本当によかった!!
カラバッジョの2枚の絵、きっと日本で目にできる機会はないんだろうなぁ・・・
思い切って見に行って大正解だったと思います。
撮影も可だなんてびっくりでした。
by ちぃ (2023-01-09 16:25) 

くまら

海外は流石にガイドが居ないと不安です
七草粥、毎年頂いてます
材料は実家の畑からかっぱらってきましたが(爆)
by くまら (2023-01-09 17:56) 

Jetstream

自由行動で、素晴らしい時間を過ごされましたね。
美術館の絵画はなかなか見どころがありますね。
最近はアプリの時刻表が多くなりました。現地のデータシムがないとオンラインでチェックできないので、シムが要りますね。
by Jetstream (2023-01-09 20:53) 

英ちゃん

トラムの車両がデカイね(;^ω^)
七草粥は私は食べた事がありません(^_^;)
by 英ちゃん (2023-01-09 22:40) 

あおたけ

ツアーの自由時間にバスや列車に乗って
別の街の美術館へ、
その旅慣れた行動力がさすがです(*'▽')
赤と黒に塗り分けられたスタイリッシュなトラム、
メッシーナの市章(かな?)が
車体にデザインされていてカッコいいですね(・∀・)
念願だったカラヴァッジョの作品を
存分に堪能できたようでよかったです(´ー`)
by あおたけ (2023-01-10 07:30) 

koh925

絵を見るために、自由時間を女性一人で単独行動、
探求心が旺盛で素晴らしいですね
私もツアー旅行のコースから離れ単独行動をしましたが
今は海外旅行は控えています
by koh925 (2023-01-10 10:12) 

U3

おはようございます。
遅ればせながら、新年あけましておめでとうございます。

カラヴァッジョの『羊飼いの礼拝』は、『マタイによる福音書』に書かれている、キリストの生誕に祝福のために駆けつけた、東方の三博士の場面を表した宗教画のようにお見受けしました。
間違っていたらゴメンなさい。

ところでここ数年七草粥は食しておりません。しかしながら、外国の文化が無秩序に流れ込んで来る中で、日本のいにしえからの慣習が次第に廃れていくことには、一抹の寂しさを感じずにはおられません。
by U3 (2023-01-10 11:02) 

ゆきち

海外ではバスも電車も時間通りに来ない、と思っていた方がいいですよね^^;
昔々大昔ですが、イタリアで朝駅まで行ったら「ストライキで今日は電車は動かない」と言われ、チンクエッテレに行けなかった事がありました。
カラヴァッジョを独り占め、行った甲斐がありましたね^^
by ゆきち (2023-01-10 12:15) 

リュカ

ほんとだ!
ぼんやりとロバ?馬?が描かれているの分かるよ。
カラヴァッジョを独占できちゃうなんて
本当に素晴らしい環境だわ!
頑張って行って良かったね^^
by リュカ (2023-01-10 13:57) 

のら人

自分は七草が畑とその周囲で全て入手可能ですが、仲間も含めてそんな状況に置かれていると、逆に七草粥を作る人が稀になります。^^;
by のら人 (2023-01-10 18:44) 

U3

こんばんは。
調べてみましたら、ルカの福音書に「羊飼いの礼拝」の記述がありました。
キリストの生誕に纏わる話は、マタイによる福音書の「当方の三博士」とルカの福音書の「羊飼いの礼拝」の2つで、どちらも多くの画家が描いているとの事でした。
by U3 (2023-01-10 20:03) 

響

赤いトラムに乗ってみたい。
七草粥で胃腸もいきいきしそうですね。
by (2023-01-10 21:35) 

ナツパパ

見応えのある収蔵品ですねえ、すばらしいなあ。
こういった街にも、素敵な美術館があって、立派な絵画を愉しめるのは、
欧州の奥深さですね。
赤いトラムも素敵です。
by ナツパパ (2023-01-11 09:47) 

kuwachan

♪yoko-minatoさん
この1年も元気で過ごせることを願っています^^


♪ぼんさんさん
うちでは七草粥はお正月のお節料理の一部という感じになっています。
本来の七草ではありませんが、6種類は庭から調達しました。


♪YAPさん
恐らくもシチリアにはもう行くことはないと思うので
思い切って行って来てよかったですし、
絵を前にして来た甲斐があったなと思いました。


♪こんちゃんさん
バスは遅れてきましたが、
その他はすべて順調に進んだのでよかったです。
タオルミーナの駅に戻ってくるまでドキドキでした。


♪ma2ma2さん
私の場合、ひとりの時は、ツアーに参加して
自由行動の時に単独行動が丁度いい感じです。


♪お散歩爺さん
小さな町とかはあそこと思っても名前が出て来なくて、
自分のブログの記事を検索して、
あ~そうだったと思うことがよくありますよ(笑)
あり合わせで七草にしました(笑)


♪八犬伝さん
海外では眠ってられませんよね。
日本だと座るとすぐにウトウトしてしまうのですが(^^ゞ
そう、チケットの買い方も色々ありますよね。
以前バスで、途中の駅であればバスの中でチケットが買えるのに
始発ではダメと言われて焦ったことがありました。


♪テリーさん
ツアーの中の限られた時間の中で
自分の目的を達成するためには
何かしら犠牲がが必要になりますよね。
今回は犠牲にして本当に良かったと思いました。


♪kousakuさん
そうなんですね。
イタリアは見所が多いです。
一度海外に行ってしまうと
また行きたくなります。


♪ChatBleuさん
姪っ子とフランスの各地を旅行をしてバス、トラム、列車の乗り方を
教えてもらったのが大きいと思います。
あと、貸切バスではなく公共交通機関を使って移動をするツアーの経験ですね。
特にひとりの時は緊張しています。
今回思い切って行って本当に良かったです。


♪獏さん
トラパニは残念ながら崖の上から眺めただけでした・・・。
行ってみたかったです。


♪Boss365さん
そうなんですよ。
カラヴァッジョさん色々問題はあったのですが
芸は身を助く・・を地で行っているようなもので
殺人を犯しても後援者が現れて逃げるのですが
それが可能だったのもテレビやネットがない時代だったからでしょうね。
後世になってからもやはりこうやって絵をわざわざ観に行く人がいるわけですから(^^ゞ
イタリアというと遅れも当然って感じがしますが
最近(と言っても3年以上前のことですが)は時間通り来ることが多かったので
今回は、ひょっとしたら来ないんじゃないか、と思った時もありました。
海外は日本のように買い物やチケットの購入が
思ったようにスムースに運ばないことが多いので
余裕を持つことが重要ですね・・・(既に学習済み(笑))
羊飼いの礼拝ですから・・馬小屋ですね^^
七草粥、春の七草セットも売っていますがかなりいいお値段が付いていますので
庭から調達してきました(*^^)v


♪ちぃさん
流石に15分は焦りました。
最近はほぼ時間通りだったんですよ。
それに今回は始発だったので遅れることはないと思っていたのです。
だから乗り逃してしまったのではないかと(^^ゞ
本当に心強かったです。使えるものは有難く使わなくっちゃね(笑)
海外の美術館はフラッシュ無しならという条件で
撮影可のところがほとんどです。
今回も受け付けで尋ねたらフラッシュ無しならOKという回答でした。
この美術館が改築とかで閉館することがあったらチャンスがあるかも!


♪くまらさん
ガイドさんを雇うほど余裕がないので
可能な限り自力で頑張ります。
ご実家ではお家で召し上がる分は
畑で育てていらっしゃるのですね^^


♪Jetstreamさん
以前自由行動の時間の使い方を失敗したな?と思ったことがあったので
現地でしかできないことを優先しようと思っています。
今回現地でアプリを入れてもらったのはLINEのようなもので
現地のガイドさんが使っているもので非常に助かりました。


♪英ちゃんさん
トラム、大きく見えますが
内部は日本の路面電車と変わらない大きさだったと思います。
七草粥といっても普通のお粥に野菜が刻んだのが入っているだけです。


♪あおたけさん
言葉も不自由なのに大胆としか言えない行動かもしれませんが(笑)
どう見ても時間的に難しければやりませんが
今回は時刻表を見てなんとかなりそうだったのやりました。
トラムは古くからあるという感じではなく
最近できた新しいトラムのような気がしました。
カラヴァッジョの絵、観に行った甲斐がありました。
次も列車が出てきますのでお楽しみに!


♪koh925さん
折角訪れた海外、ツアーですとやはり限りがありますから
自分で行動を起こすのみです。
もちろん、これは無理、という時は諦めます。


♪U3さん
あけましておめでとうございます。

メッシーナにあるカラヴァッジョの「羊飼いの礼拝」は
東方の三博士ではなく、羊飼いが天使のお告げによって
メシア(キリスト)の誕生を知って
駆け付けた場面だと思います。
東方の三博士は星の動きによってメシアの誕生を知り、
羊飼いとは別に礼拝に訪れているようです。


♪ゆきちさん
最近は以前に比べて時間通り来るようにはなっていましたが
日本のレベルを求めてはダメですよね(笑)
日本はこのところストライキがなくなりましたが
ヨーロッパはまだあったりしますからね、要注意です
カラヴァッジョのひとり占め、日本ではまずできないことなので
行った甲斐がありました。


♪リュカさん
イエスが生まれたのが厩(馬小屋)というように伝えられているから
ロバじゃなくてきっと馬よね(^^ゞ
平日ってこともあったかもしれないけれども美術館ガラガラ。
常設展で常に展示されていたらそう観に来ないよね。
日本では人垣ができるフェルメールの絵も
誰も観ていなかったことあるし^^


♪のら人さん
そんなものですか?
うちでは七草粥はお正月の一連の行事のひとつです^^


♪響さん
お洒落はトラムですよね^^
ご馳走を食べ過ぎた胃に七草粥は優しいです(笑)


♪ナツパパさん
メッシーナの町自体は地震などで古い建物が壊れてしまったので
観光するところはほとんどないようですが、
ヨーロッパの美術館はいいものを所蔵していますね。
きっと他にも見所のある作品があったのでしょうが
今回は時間関係でゆっくりと見られたなかったのが残念でした。

by kuwachan (2023-01-11 10:37) 

Inatimy

ウニのパスタも惜しいけど、やっぱりそれよりカラヴァッジョかな。
ウニのパスタは今後またどこかで食べられるかもしれないし^^。
アントネッロ・ダ・メッシーナの祭壇画も美しい。祭壇画、我が家好きなんです。
冒険気分も味わえる有意義な自由時間でしたね。公共交通機関のチケットって、国によって買い方が異なるから戸惑いますよね・・・。
七草粥、胃に優しくほっとしますね。たまにはこういうシンプルなのもいいな。

by Inatimy (2023-01-12 07:44) 

U3

kuwachanさん おはようござます。
細かい事を指摘するようで申し訳ございません。ご気分を悪くなされないようお願いします。
羊飼いと東方の三博士のお話ですが、正確に述べるならば
『羊飼いの礼賛』はルカの福音書にしか記載されていませんし、
逆に『東方の三博士』はマタイの福音書にしか記載されていません。
更に言えば『羊飼いの礼拝』の逸話と『東方の三博士』が一つの福音書の中に二つの逸話として書かれている福音書はこの世に存在しません。
ですから、この二つのイエス生誕に纏わる逸話はまったく別個のものとして語られるべきであろうと思いますし、宗教学者もその様に解釈しているようです。
それと、『羊飼いの礼拝』はイエス生誕直後の逸話ですが、『東方の三博士』の礼賛はイエス生誕の二年後の逸話です。
マタイによる福音書によれば、東方の三博士からメシアが二年前にベツレヘムで生誕したと聞いたヘロデ王は、自分の身がメシア(イエス・キリスト)の存在によって脅かされるのを恐れて、ベツレヘムに住む二歳以下の幼児をすべて殺害してしまったという事です。
この記述は『マタイによる福音書』にはありますが、『ルカによる福音書』には記載がありません。そのことからしてもまったく別個の話として捉えるべきで同列に扱ってはいけないものであろうと思っております。
しかし一旦キリスト教の厳密な教義から離れて見れば、キリスト生誕という一大イベントに纏わる逸話として単純に「絵になる」のは、圧倒的に『羊飼いの礼拝』の方ですから、現存するキリスト教の<民間における>宗教画も『羊飼いの礼拝』の方が多いようです。
しかしより宗教色が濃いのは『東方の三博士』の礼賛の方です。ですから<教会に飾られている絵画>としては『東方の三博士』の礼賛の方が圧倒的に多いのではないかと思われます。
今に名を残す著名な画家や彫刻家で、両方の逸話を描いている人は余りないのではないかと思います。それ(誰がどちらを描いているか)を調べてみるのも面白いかも知れません。
以上、その背景的なお話を長々とさせて頂きました。
とは言っても、これ以上長くなってしまっては申し訳ないのでこの辺で失礼させて頂きます。
これに対する返信コメントは要りません。お読みになって確認して下さるだけで結構です。
ではではお元気で。私はしばらく休眠します。
by U3 (2023-01-12 11:25) 

ぼんぼちぼちぼち

この季節にお庭でこれだけの青ものが採れたとは、すごいでやすね!
七草粥、美味しさも一層だったとお察ししやす。
by ぼんぼちぼちぼち (2023-01-12 19:19) 

kuwachan

♪Inatimyさん
今回ウニのパスタをガマンして正解でした(*^^)v
アントネッロ・ダ・メッシーナの絵は祭壇画ではありませんが
パレルモでも見ましたので是非お楽しみに!
祭壇画、私も好きですよ。
今まで見た中で特に印象に残っているのは、ボーヌ、コルマール、ゲントかな。
はい、公共交通機関のチケットは難易度が高いです(^^ゞ
七草粥、塩味のみの味付けなのですがホッとする美味しさです。
ご馳走の食べ過ぎってことかしら(笑)


♪ぼんぼちぼちぼちさん
寒い時期なので成長は遅い上にこの冬は昨年よりも収穫率が悪いですが、
庭に少しでも青い野菜があると助かります。
はい、美味しかったです。

by kuwachan (2023-01-13 06:23) 

静謐な一日

カラヴァッジョの絵はプラド美術館でもみました。
by 静謐な一日 (2023-01-16 02:13) 

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