シチリア島の旅 26(オルティージャ島 その4@シラク―サ) [海外@シチリア島(伊)2022秋]
ドゥオモ広場
アレトゥーサの泉を見学したあと、海岸から離れて空がわずかしか見えない路地を歩いていきます。
所々に素敵な装飾が施された建物があります。
後ろを振り返ると海。いいですよね~こういう景色、好きです。
路地を抜けたところにあったのがトップのドゥオモ広場です。
ドゥオモ広場の入口にあったのが、サンタ・ルチア・アッラ・バディア教会。
この教会はバロック様式ですが、バロック様式というと白っぽく華やかで豪華な装飾が特徴かと
思っていましたが、ガイドさんのお話によると、ファサードが看板のようになっていて
はりぼてである、つまり豪華に見せかける装飾も特徴だそうで
この教会も離れて見るとそのような状態になっていることがよくわかります。
思っていましたが、ガイドさんのお話によると、ファサードが看板のようになっていて
はりぼてである、つまり豪華に見せかける装飾も特徴だそうで
この教会も離れて見るとそのような状態になっていることがよくわかります。
奥に見えるのがドゥオモです。
ドゥオモのファサードは18世紀のものとのこと。
比較的新しいですね。
このドゥオモは、市の守護聖女ルチアを祀っています。
シラクーサの守護聖人であるサンタ(聖女)ルチアは、四世紀初頭の殉教者ルチアで
母の病気快癒を祈り、カターニアの殉教者アガタ(乳房を切り落とされた)の墓前に
処女の誓いをたてたためいいなずけに婚約不履行で訴えられ、打ち首になったそうです。
その際に、自らの両目をえぐり取って長官に投げつけたという言い伝えがあり
(拷問でえぐり取られたという説もあり、どちらも凄惨ですが)、
目の守護聖人としても崇められているとのことです。
母の病気快癒を祈り、カターニアの殉教者アガタ(乳房を切り落とされた)の墓前に
処女の誓いをたてたためいいなずけに婚約不履行で訴えられ、打ち首になったそうです。
その際に、自らの両目をえぐり取って長官に投げつけたという言い伝えがあり
(拷問でえぐり取られたという説もあり、どちらも凄惨ですが)、
目の守護聖人としても崇められているとのことです。
このドゥオモの一番の特徴は、紀元前五世紀初頭、カルタゴ軍の来襲を打破したヒメラの戦いを祝し
ドーリス式で再建されたアテナ神殿を利用して建てられたものということです。
ドーリス式で再建されたアテナ神殿を利用して建てられたものということです。
7世紀のキリスト教の教会に改造されたのですが、
列柱は紀元前5世紀当時のものでその間に壁を埋め込んで再利用したそうです。
堂内やファサードはその後たびたび改修されていますが、この外壁は現在まで変わらぬ姿とのことです。
列柱は紀元前5世紀当時のものでその間に壁を埋め込んで再利用したそうです。
堂内やファサードはその後たびたび改修されていますが、この外壁は現在まで変わらぬ姿とのことです。
内部もご紹介と思ったのですが、写真の枚数が多くなってしまいますので
次回に内部をご紹介しますね。
次回に内部をご紹介しますね。
つづく。
(2022年10月15日午前中@シラク―サ)
***********************************************
<おまけ>
この前の土曜日25日は月1回の家族での食事会でした。
姪っ子のリクエストでお稲荷さんを作りました。
前夜からお揚げを煮込んで準備しましたが
お揚げを破らないように綺麗に開くのがいつもながら大変。
デザートは、23日にいちごを千葉まで買い出しに行ったのでいちごのロールケーキ。
酢飯に入れる具もこだわって作ったのですが写真を撮り忘れました(^^ゞ
(人参、椎茸、ごぼう、蓮根、おじゃこ、お揚げ、そしてかんぴょう(別に煮ました))
姪っ子のリクエストでお稲荷さんを作りました。
前夜からお揚げを煮込んで準備しましたが
お揚げを破らないように綺麗に開くのがいつもながら大変。
デザートは、23日にいちごを千葉まで買い出しに行ったのでいちごのロールケーキ。
酢飯に入れる具もこだわって作ったのですが写真を撮り忘れました(^^ゞ
(人参、椎茸、ごぼう、蓮根、おじゃこ、お揚げ、そしてかんぴょう(別に煮ました))
(2023年2月25日夜)
前記事へのお返事や皆様のところへのご訪問ができていません。
ごめんなさい。今夜はお伺いする予定です。
ごめんなさい。今夜はお伺いする予定です。
隙間から見える海 私もこの風景大好きです。
by ゆうみ (2023-02-27 23:38)
キリスト教の殉教者の話を聞くと
どれもむごい物ばかり・・・って思ってます
by くまら (2023-02-27 23:50)
青空に白系の建物が良く映えますね。海が見える光景も素敵です(^_^)
by ぼんさん (2023-02-28 05:48)
いま、まさに同じ容器に入っているレンコンを食べながら
ブログ見ていたので、あれ?うちのレンコンの写真?って思っちゃったww
クミンシードは、これに振りかけて食べてるんだよ〜。
それで1ヶ月に2〜3本クミンシード消費してるの(笑)
by リュカ (2023-02-28 06:16)
堅牢な石造りの建物がならぶ路地の先に
海が望めるのは素敵ですね(´ー`)
ランプのシルエットがまたいい雰囲気♪
街のシンボルとなっているドゥオモは
聖女ルチアにまつわる繊細な装飾が目を引き、
見ごたえがありますね(*'▽')
ギリシャ神殿のような太い柱も印象的です。
by あおたけ (2023-02-28 07:35)
豪華に見せるための装飾とか、それもまた時代の特徴だったりするんでしょうね。
路地から見える海の景色が映画のワンシーンのようです。
by YAP (2023-02-28 08:06)
シチリアの建物は青空に合うように白い色ですね。
ケーキは年に数回買って食べるくらいです。
by ma2ma2 (2023-02-28 10:03)
はりぼてとは意外でした
それに比べてドゥオモは圧巻ですね
by こんちゃん (2023-02-28 10:23)
シラクーサの建物は皆立派で色合いも皆同じですね。
街を見て歩くだけでも楽しめますね。
月1回の家族での食事会は豪華で羨ましいです。
by お散歩爺 (2023-02-28 10:25)
いつもコメントを必ず残して下さるのに、こちらへは伺わないで失礼しています。ゴメンナサイ。イタリアはローマに4年、サラリーマン転勤族で住んでいたので、あちこち見物には事欠かず、つい、ああ、こんな所あったなぁ、シチリアに・・でお写真を拝見するだけで・・・
by okko (2023-02-28 10:58)
こんにちは。
いい青空・良い天気で地中海性気候の空ですね。
路地も綺麗に維持管理され、色々な装飾あり絵になる写真です。
サンタ・ルチア・アッラ・バディア教会は「バロック様式」なる程です。
確かに上部を見ると面的構成で豪華に見せる工夫がされた装飾ですね。
また、下から見上げると雛壇風?な構成で興味深いです。
ドゥオモのファサードは18世紀モノみたいですが・・・
立体感あり神殿風で好感触です。新しいので劣化も少ない感じですね。
「アテナ神殿を利用して・・・」の文字あり・・・
リノベーション・再生建物、小生はじっくり観たい場所です。
食事会、沢山の料理で素晴らしいですね。
お稲荷さん、小生の大好物で食べ過ぎ注意の食べ物です(爆)。
油揚げの開き方、手伝った事ありますが、難しいですね。お疲れ様です。
ロールケーキ、白身に黄身が混ざったみたいですが・・・
全く気にならないビジュアル、良いバランスで美味しそうな断面です!?(=^・ェ・^=)
by Boss365 (2023-02-28 11:52)
地中海感満載ですね!!
by トモミ (2023-02-28 13:32)
海の近くだからこういう石造りの建物がいいのかもね。
鉄筋じゃぁ潮風で錆びちゃうもんね(;^ω^)
by 英ちゃん (2023-02-28 13:56)
振り向いたら海、カメラを向けたくなりますね
シチリアと聞くと、思い出す人物がいますが治安もよさそうですね
by koh925 (2023-02-28 14:54)
はりぼて状であっても素晴らしい眺めの建物ばかりで
上ばかり見上げて歩いて首が痛くなってしまいそうです(≧∇≦)
余分な部分を削ぎ落とした日本の伝統建築も素敵だけど
装飾過多な西洋建築もやっぱり豪華で素敵!
お写真を見せてもらえてとっても満足です^^
今回のご家族会も美味しそうなお料理ばかり!
お揚げは半分ぐらい破く私です(笑)
蓮根とごぼうのグリル、根菜たっぷりで良いですね。
味付けはシンプルに塩胡椒なのかしら。
by ちぃ (2023-02-28 15:29)
かんぴょうまで自ら煮るとは。
甘く煮たかんぴょうの細巻にワサビをたっぷりと効かせた「鉄砲」が好物過ぎて、夕顔を栽培したいとさえ最近考えていますので。未だ自分でかんぴょうさえ煮た事もないんですが。^^;
by のら人 (2023-02-28 18:24)
道の向こうに海。ステキな景色ですね~。
しかし、凄惨な言い伝えですねぇ(@_@) 怖すぎる。
まぁ、日本の昔話でもかなり酷いのがあるから、そんなもんかなぁ。
お稲荷さん、もう長いこと、油揚げから作ってません。開くの大変ですよね!私は、お稲荷さん用に煮た油揚げ買ってきちゃいます。これは、母の教えで、これをそのまま使うのではなく、中の汁に少し調味料や水を加えて煮直すと、簡単な割にはジュワッとおいしいお稲荷さんができるのです。
by ChatBleu (2023-02-28 20:06)
権威と財力を誇るために、はりぼても必要だったのでしょうね。
サンタ・ルチアの言い伝え、凄惨ですね。
ヨーロッパには、時折そういう凄惨なものがありますね。
by 八犬伝 (2023-02-28 20:18)
大きな教会ですね。
石の建物は、紀元前5世紀位のものも、残るから、素晴らしいですね。
by テリー (2023-02-28 21:31)
まるで挨拶のような名前の地の教会のなんと素晴らしいこと。
切り出した石の色そのままなのも良いですね。
by 響 (2023-03-01 07:43)
ここのデュオモ広場、取り囲む建物もとてもいい雰囲気ですね。
数々の写真でよくわかります。
シチリアにはこのような古代からの建造物が多くあるとは、記事を拝見し改めて再認識させられます。地中海の要衝であったことがうかがえます。
by Jetstream (2023-03-01 10:48)
れんこん、グリルも美味しいんでやすよね!
あのシャキシャキ感といい、味といい、野菜の中で一番好きでやす!
by ぼんぼちぼちぼち (2023-03-01 12:10)
正面の扉の両側にあるように、ねじねじした柱があるとバロックだなぁという感じがしてました^^;。街の建物などに使われてるのは砂岩なのかしらね。ドゥオモのファサードの柱、縞々のグラデーションが綺麗でいいな。サイドの列柱の間を埋めて壁にしてあるのもすごい発想。面白いですね。
食事会のお料理も美味しそうな。ミートパイ、いい焼き色。ロールケーキも断面が美しく♪
by Inatimy (2023-03-01 22:10)
地元産の石を使っているからでしょうか、建物の色合いがと統一されていて素敵です。
穏やかな街の様子に癒されますねえ。
変に原色の看板もないのがいいなあ。
by ナツパパ (2023-03-02 09:23)
♪ゆうみさん
海が見える風景っていいですよね。
海の近くに住んだことがないので憧れです^^
♪くまらさん
言い伝えの部分もあると思いますが
だから殉教者なのでしょうね。
♪ぼんさんさん
この風景が南欧ですね。
お天気になってよかったです。
♪リュカさん
この容器便利よね。
このレンコンにクミンシードなのね。
今度試してみるわ。
それにしても1ケ月に2~3本は凄い消費量じゃない?
姉のは確か隠し味に梅肉。
♪あおたけさん
細い路地の向こうに真っ青な海って
絵になる風景ですよね^^
このドゥオモ、アテネの神殿を改造して建てられたのですが
太い柱を生かした造りが素晴らしかったです。
今で言うところのリノベーションですよね。
♪YAPさん
建築技術の進化などによって、今までできなかったことが可能になったりして
様式も変化していっています。
♪ma2ma2さん
近くで採れる石が白っぽかったこともあるでしょうね。
地中海や青空に良く映えます。
私もケーキ買うのは年に数回です(笑)
♪こんちゃんさん
ドゥオモは元々がギリシア時代の建物ですから
そこが違うと思います。
♪お散歩爺さん
旧市街の街歩きが楽しかったです。
広すぎないところが迷子にならなくていいですね^^
食事会の日は普段の食事よりも
ちょっと頑張って作ります(*^^)v
♪okkoさん
どうぞお気になさらないでください。
お時間のある時に覗いて下されば嬉しいです。
ローマに4年もお住まいだったのですね。
イタリアはほぼ網羅ですか?^^
♪Boss365さん
旅の初めは雨に降られたり、雲が多かったのですが
この日以降ほぼ連日地中海らしいお天気に恵まれました。
石で一旦街が造られてしまうと改造はなかなか難しいのでしょうね。
それを大事に使い続けていくところに工夫が感じられます。
バロック様式が看板方式という話を聞いてから街を散策していると
なるほどね~という建物によく遭遇しましたよ^^
旧市街は建築様式の特徴を理解しながら散策するとより面白いですね。
シラクーサのドゥオモのようにギリシア時代の建物を利用した建物が遺跡ではなく
現在も使われているところは非常に珍しいように思います。
お稲荷さん、ついつい手が伸びてしまいますよね^^
お稲荷さんのお揚げを開きながら思い出したのですが
子供の頃は、お稲荷さんにするので開きやすいお揚げお願いします、と言って
買っていました。今はパック詰めなので選べないです。
ロールケーキ、白身に黄身が混ざってもなんとかなったのは
電動泡立て器のおかげです。買ってよかったです(笑)
♪トモミさん
はい、仰る通りです(*^^)v
♪英ちゃんさん
そうですね。
まだ、鉄筋がない時代だったのがよかったのかも^^
♪koh925さん
この風景を見たらシャッターを切りたくなります(笑)
日本のようなワケにはいきませんが、治安は悪くなかったです。
♪ちぃさん
はりぼての工夫が見事でしたよ。
これも様式のひとつですから興味深く見学しました。
外国の人が日本のわびさびに憧れるように
日本人は外国の豪華絢爛な装飾に憧れるのです(爆)
日本ではまずお目にかかれませんから。
旅の後半にもたくさん出てきますのでどうぞお楽しみに!
お揚げ、Boss365へのお返事にも書いたのですが
昔はお豆腐さんで開きやすいお揚げを買っていたんですよね。
今は近所にお豆腐屋さんが1軒もなくなってしまって
パック詰めになったヤツを買うしかなくなったので
破れる率が高くなったように思います。
レンコンとごぼうのグリルは、姉から以前聞いたのですが
オリーブオイルに削り節、隠し味に梅肉を入れるのがポイントだったような。
教えて貰って自分で作ったのですがどうも姉のようにできないので
もう作って貰うことにしました(爆)
♪のら人さん
かんぴょうを煮るのは年に1回位ですよ(笑)
海苔巻きを作ろうかなと思って買っておいたかんぴょうがあったので
今回使ってしまいました。
♪ChatBleuさん
この日はお天気が良かったので
こんな風景も眺めることができました(*^^)v
キリスト教は怖すぎる言い伝えが多過ぎるように思います。
宗教というのはそういうものなのかもしれないですが。
お稲荷さん用に煮たお揚げって買ったことがないのですが
お母様がやっていらした方法いいかもしれないですね。
今度買って試してみますね。
♪八犬伝さん
その時代にはそれが特別なことではなかったのだと思います。
キリスト教の言い伝え、凄惨なものが多いですが
それが布教に役立っていたのかもしれないですね。
♪テリーさん
大きかったですし、ギリシア時代の列柱が素晴らしかったです。
近くで頑強な石が採れたことも大きいですね。
♪響さん
長い歴史を経て来た教会が見事でした。
近くで石が採れたとはいえ、重機の無い時代に
その石を運ぶ術があったのも凄いです。
♪Jetstreamさん
ヨーロッパの旧市街らしい広場ですよね。
旅番組等を見てシチリアに古代遺跡が多いとは知っていたのですが
ここまで多いとは旅行に行って初めて知った次第です(^^ゞ
♪ぼんぼちぼちぼちさん
とっても美味しいです。
れんこんはシャキシャキ感を残すのが大事ですよね。
♪Inatimyさん
そうそう、そうなんですよね。
ねじねじの柱がバロック様式っぽい感じがします。
次にも出てきます(笑)
シラクーサの石切り場、ロバの耳のところですが
あそこは石灰岩だそうですので、古い部分は石灰岩がでしょうね。
新しい時代のものはどこからか運んで来ているかもしれないです。
列柱の部分を埋め込んで壁は凄い発想ですが、柱を壊す方が
大変だったのかな?と思ったりもして・・
実際のところはどうだったのでしょうね。
今回はメインがお稲荷さんだったので冷凍パイシートのミートパイでも
大満足でしたが、パイがメインならやっぱりパイ生地から作るかな・・^^
♪ナツパパさん
採石場が近くにあったので、
その石を使って街が造られたのだと思います。
旧市街にはきっと看板の規制があるのではないでしょうか。
by kuwachan (2023-03-03 06:43)